バス移動終わり編

私のトイレ不安をよそに運ちゃんは快適にバスを走らせる走らせる
（アンタは間違いなく中国の暴走一番星）

でも、結構エコに気遣ったりしてたりして

少しでも下りならニュートラル
90キロ位でミッションをオーバードライブへ
此の繰り返し

排気ブレーキも殆どオフ
て、云うか緊急制動時のみオン

お願いだからライナー焼かないでね
（ドライブインで確認したらディスクブレーキ）

休憩する素振りも見せないのでペットボトルの水も口を湿らす程度
おかげで上海まで500ミリ一本で済みました

一体いつになればトイレ休憩やら
出発から３時間になろうかとした時ようやくSAに停車

一目散にトイレへ駆け込みました
無事に用を果たす事ができたのでしたが
手を洗っていると背中側でおもいっきり
放屁されました

あれはいきまないと絶対出ないボリュームです
なんぞ恨みあんのんかいオッサン

バスに戻ってみると無賃乗車のオッサンが運転席に……
冗談は止せ!!オッサン
運転手さんに怒られるぞ

なぁ～んて思ってるとそのまま発車
交代の運転手さんだったのね
ゴメンね！ただ乗りのあつかましいオッサンとばかり思ってたわ

五時間を過ぎた辺りから随分と都会に近づいたのか交通量が増えました
昭和30年代～40年頃に活躍したボンネットトラックが
トラクタとしてトレーラを引っ張ってますが
走りません
50～60キロくらいです

当然ボトルネックとなります
ダラダラの登りになると最悪
いくらクラクションならそうがムリです

布袋さん腹の運ちゃん、怒ってます
言葉が解らなくても言ってる内容は解ります

「チンタラすんなぁ！どかんかいこらぁ～」

私が代わりに怒鳴るとルームミラー越しに運転手が笑顔を送ってきました
日本人も中国人も大差ないわ

大夫と中国の高速バスにも慣れ南京大橋を過ぎた頃から睡魔に襲われ夢の中へ
目覚めたら上海まで50キロ位の処だそうです

腹減った～

上海の夜迄あと一時間

続く

裕次郎