親孝行

私の話ではありません

お袋が今、横で休んでます
百貨店迄兄嫁に送ってもらい
帰りは歩いて帰ってきたそうです

途中に我が家があります
「あぁ～あ！疲れた疲れた」
「足がえらいわ」

「お前が居なかったらどうしようか？と、思ったわ」

我が家の前に公園があります
「そこの公園で草を毟っている人が居たから『何してるの？』って聞いたら……」
----
「東京に百歳になる親が居るから」
「この歳まで、親孝行したことが無いので三つ葉を送ってあげようと思って摘むんでます」
----
お袋が
「お前に此買ってきてあげたぞ」
と、言って
【色々な形のできる目玉焼き器】
を、くれました（ドイツ製ですが200円の特売品）
「高いのは、よう買ってやらんから」

またまたオカンに詫びます
【いっつも同じ蹉跌を踏んでゴメンな】

親孝行　したい時に　親は無し
されど墓石に　布団は掛けられず

裕次郎